
国連人口基金と私で定期的に共催している「お母さんと子どもの命を守る勉強会」の一環として、アジアの中で妊産婦・乳幼児の死亡率が一番高いラオスに行き、現地の悲惨な状況を確認して参りました。
ラオスは山岳地帯に住む民族が殆どで、栄養失調で身体が小さい人が多いと言われています。民族によりますが、妊産婦は1人で子供を森に産みに行くというしきたりがあったり、ただでさえ気候が猛暑の中、出産直後の母体を火鉢で温めることや出産後の母親に十分な栄養を与えないなどの風習があることが、更なる高死亡率の原因に思われました。乳幼児には母乳の代わりにもち米を与える、という風習もあります。
国内の災害が続く中、他国に対するODA(政府開発援助)について理解を得ることが難しい今日ですが、命に関わるODA削減は再検討するべきではないでしょうか。
国際社会の中の日本ならではの貢献を良い形で進めて行きたく政策提言する所存です。