財金・厚労・経産部門合同会議が開催されました。
厚生年金基金への天下りの問題について厚労省からヒアリングしました。基金に天下りしている国家公務員OBは721人、そのうち旧社保庁の出身者は689人、また、役員を公募採用している基金は200基金中37基金のみとの調査結果が出されました。2010年に長妻大臣によって、役員の公募採用が要請されましたが、その後も実態は改善されていません。今後は、公募採用を徹底していく必要があると考えます。
また厚生年金基金のAIJへの委託について、委託実績のある基金は88基金ですが、年金基金の運用に携わる役職員のうち約9割が資産運用関連資格を保有していませんでした。証券アナリスト、ファイナンシャルプランナーなどの資格保有者は2%のみと一般の運用会社では考えられないような数字でした。