恒例の日米韓国会議員会議に5月8日から10日まで出席致しました。
その中で、各国の国内情勢、安全保障、経済、貿易についてじっくりと話し合いました。
今回は米国の共和党代表選の真最中だったため、米国国会議員は忙しい様子でしたが、選挙の状況を伺うことができました。
米国内は主に「雇用」の問題が一番の政策課題であり、失業率も8%代で、10%代から少しだけ改善したものの、国民の最大の関心であることであり、また今回の選挙でも最大の課題であるとのことでした。国民皆保険の維持、各分野の専門家を含むあらゆる分野の労働者への影響、農業への影響、食の安全への影響、公共事業への影響、ISDS制度への影響など日本で聞いてきた様々なTPPに対する不安の声を米国側にお伝えしました。
米国側から浮動票、無党派層が多くなっているという実情の報告があり、韓国も同じ状況とのことでした。韓国と共感したことは、若年層の政治への関心が中高年層と比べて低く、街頭ビラの受け取り具合からもわかることを話し合いました。
毎年二回は行われるこの日米韓国議員会議で、引き続き、オープンな議論を継続したいと思います。
日米韓国会議員会議とは別に、福島原発を視察し、関心を示してくださったワイデン上院議員とも個別に会議をしました。原発暴発阻止行動隊から、行動隊の紹介の手紙を託されていたことがきっかけです。
会議の議事録はこちら http://makiyama.sakura.ne.jp/dc1.pdf
また、ペンタゴンでアジアパシフィックを担当するKate Leaさんともお会いしました。この夏と秋に沖縄の基地や東北の基地に出張する予定らしく、友達オペレーションについてや危機管理一般について取り組むそうです。
ホワイトハウスでクリントン前大統領のアシスタントを務めていたMelanie Gislerさんともお会いし、最近のクリントン氏の政治活動について伺いました。
ワシントンには約2日半の滞在であったが、朝から晩まで会議を重ね、大変有意義な機会に恵まれたと思います。